着物の種類『格』の見分け方!

着物 種類 格 見分け方

譲り受けた着物や、タンスの奥に眠っていたきもの。それらの格を見分けるには4つの法則がります。今回は着物の種類『格』の見分け方をご紹介します。

着物の種類『格』の見分け方

着物は、まず 着物の種類と見分け方! を参考に着物の種類が確認できたら、さらにこれから紹介する4つの法則をもとに、細かく書くを見極めていきます。

基本的な覚え方としては、

  • 織りではなく染め
  • 絵羽模様である
  • 古典模様である
  • 紋の数が多い

これらの条件に当てはまるものが多いほど、格上の着物となります。

新しく着物をあつらえる場合にも、この法則を参考にして、なるべく多くの場面で着られるものをあつらえるといいでしょう。

其の1:染めか織りか

着物は「やわらかもの」と呼ばれる染のほうが「織り」よりも格上です。染めの着物は、留袖、振袖、訪問着、色無地、付け下げまでの礼装と小紋です。刺繍がされていても、地が染めであれば格は変わりません。織りの着物の紬を絵羽模様に柄付けした紬地の訪問着や振袖は、正式は式典や儀式では礼装になりません。

紬なのに訪問着?

柄付けで種類が分かれるやわらかものは、留袖の柄付け、小紋の柄付けともいえます。つまり紬の訪問着とは、紬地で作った訪問着の柄付けの着物、ということです。

其の2:柄付け

格の高い順から、留袖や訪問着のように縫い目で柄がつながる絵羽模様の柄付け、どこから見ても柄が上向きになっている付け下げの柄付け、柄が上方向と逆向きになったものとが混在する小紋の柄付けとなります。付け下げ小紋も、柄のむきを確認すると付け下げなのか小紋なのかがわかります。

其の3:文様

古典模様の訪問着とモダン柄の訪問着。どちらも準礼装の格付けですが、吉祥文様や正倉院文様。有職文様などの伝統的な古典模様のほうが、格式ある場所に向いています。着物自体が持っている基本的な格付けは変わりませんが訪問着や付け下げ、とくに小紋が文様によって改まり度が変化します。

古典模様

吉祥文様や正倉院文様、有職文様など伝統的な古典模様は格式ある雰囲気に。同じ小紋でも古典模様はよそゆき着として、改まった場所で着られます。

飛び柄

無地場が多い、古典柄の飛び柄小紋は、帯の格を上げれば改まった装いに、染めの名古屋帯など気軽な帯を合わせればお洒落着になります。

モダン柄

少ない色数のものや、ぼかしを効かせた小紋はモダンな雰囲気に。洋服感覚のお洒落な装いが合います。帯の雰囲気次第で、ちょっとしたよそゆき着にも、遊び着にもなります。

カジュアル柄

格子や太縞、ポップな柄の小紋は遊び着です。帯の格をあげると、かえってちぐはぐな印象で改まった場所には不向きです。気軽な帯でカジュアルに装います。

其の4:紋の数

格が高い順に五つ紋、三つ紋、一つ紋です。黒留袖と喪服は必ず染め抜き日向五つ紋をつけますが、色留袖、色無地、江戸小紋は紋の数により格が変動します。振袖、訪問着、付け下げは紋をつけないのが現在の主流です。また、洒落紋はお洒落用になるため、つけても格が変わることはありません。

紋の現代事情

黒留袖と喪服は着る場所が限定されているいわば制服のようなもので、必ず五つ紋をつけますが、そのほかの礼装には紋を少なめに付けるのが主流です。これは五つ紋付きでは正式な場所でしか着られず、パーティなどでは仰々しくなってしまうからです。あらゆるフォーマルシーンで着まわしできるように、一つ紋を付ける方が多いようです。

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